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彫刻ワークショップin大阪①(参加者制限あり)

 

 

年に2度ほどお呼び頂くこちららのワークショップは

お仕事の中でも群を抜いてマニアックなものとなっています。

 

今回のテーマは 骨盤底について という事もあって

一般募集はせず、参加条件は

「過去こちらの彫刻ワークショップに参加したことがある」

というものでした。

 

てか

骨盤底って何…?

骨盤は知ってるけど骨盤底ってどこ?

といいますと

 

こちらです。

骨盤を下から見た図。

 

骨盤を上から見ると、

船底の部分にハンモック状になっている部分です。

 

こちらも例外なく筋肉から出来ているものの

外観から拝むことはできません。

 

けれど、骨盤底と股下の露出した部分。

そしてその周辺から出ている筋肉はどのようになっているのか?

 

これは絵を描かれる方も、

三次元の造形をされる彫刻家や原型師の方も

なんとなくうやむやにしていた…というお話はとても良く耳にします。

ましてや実物を観察したことはない、と。

 

 

確かに、

いくら造形のためとはいえ

通常、局部を見せる美術モデルさんはいないし

お願いもしづらいですよね。。

 

でも絶対に造形的に必要で、理解が要る部分です。

 

 

(写真:座骨の場所を確認するの図)

 

 

骨盤底を理解するには

骨盤全体を理解する必要があります。

 

骨盤底は紛れもなく骨盤の一部のお話ですので

連動するすべての箇所・動きを知って初めて落とし込めます。

 

骨盤とは、

身体の一番奥深くにあって、全ての面が究極に立体な骨。

形。身体の中にある場所。動き方。

全てが想像するに難しく、

理解するのには知識と数多くの観察、分析が必須になってきます。

 

(私もちゃんと理解できたのは

   モデルになって解剖学講座をするようになってからです)

 

 

 

この方のお尻を見れば皆さま

「桃尻~🍑♡♡」

と思うと思いますが

 

その桃尻って骨盤レベルで見るとどの様になっているんでしょう?

 

この写真からだとそうだな…

私なら仙骨の面から想像していきます。

そこから全体図を導く。

 

 

では、立位と座位の状態だと

骨盤はどのように変わっているのでしょう?

 

直立位と片足を挙げた状態だと、どう?

 

え、、

いや骨盤てただの塊でしょうが。

 

そう思ったアナタ。

実はそうではないんですよ…

 

骨盤もちゃんと可動性を持った、

もはや生き物なんです。←言い過ぎな件

 

でもそう言ってしまうぐらいには

骨盤って本当によく動く。

 

お尻の形の差も、

実は骨盤の動きによるものです。

 

それを確認してもらうためにも

座骨、恥骨、仙骨、腸骨

全てしっかり触って場所と形を確認してもらいました。

 

 

 

②に続く…