年に2度ほどお呼び頂くこちららのワークショップは
お仕事の中でも群を抜いてマニアックなものとなっています。
今回のテーマは 骨盤底について という事もあって
一般募集はせず、参加条件は
「過去こちらの彫刻ワークショップに参加したことがある」
というものでした。
てか
骨盤底って何…?
骨盤は知ってるけど骨盤底ってどこ?
といいますと
こちらです。
骨盤を下から見た図。
骨盤を上から見ると、
船底の部分にハンモック状になっている部分です。
こちらも例外なく筋肉から出来ているものの
外観から拝むことはできません。
けれど、骨盤底と股下の露出した部分。
そしてその周辺から出ている筋肉はどのようになっているのか?
これは絵を描かれる方も、
三次元の造形をされる彫刻家や原型師の方も
なんとなくうやむやにしていた…というお話はとても良く耳にします。
ましてや実物を観察したことはない、と。
確かに、
いくら造形のためとはいえ
通常、局部を見せる美術モデルさんはいないし
お願いもしづらいですよね。。
でも絶対に造形的に必要で、理解が要る部分です。
(写真:座骨の場所を確認するの図)
骨盤底を理解するには
骨盤全体を理解する必要があります。
骨盤底は紛れもなく骨盤の一部のお話ですので
連動するすべての箇所・動きを知って初めて落とし込めます。
骨盤とは、
身体の一番奥深くにあって、全ての面が究極に立体な骨。
形。身体の中にある場所。動き方。
全てが想像するに難しく、
理解するのには知識と数多くの観察、分析が必須になってきます。
(私もちゃんと理解できたのは
モデルになって解剖学講座をするようになってからです)
この方のお尻を見れば皆さま
「桃尻~🍑♡♡」
と思うと思いますが
その桃尻って骨盤レベルで見るとどの様になっているんでしょう?
この写真からだとそうだな…
私なら仙骨の面から想像していきます。
そこから全体図を導く。
では、立位と座位の状態だと
骨盤はどのように変わっているのでしょう?
直立位と片足を挙げた状態だと、どう?
え、、
いや骨盤てただの塊でしょうが。
そう思ったアナタ。
実はそうではないんですよ…
骨盤もちゃんと可動性を持った、
もはや生き物なんです。←言い過ぎな件
でもそう言ってしまうぐらいには
骨盤って本当によく動く。
お尻の形の差も、
実は骨盤の動きによるものです。
それを確認してもらうためにも
座骨、恥骨、仙骨、腸骨
全てしっかり触って場所と形を確認してもらいました。
②に続く…